インテル(R) PRO ネットワーク アダプタのインストール

インテル® PRO/10GbE ファイバ サーバ アダプタ

アダプタのインストール

  1. コンピュータの電源を切り、電源コードをコンセントから抜きます。「ホット プラグ」インストールを行なう場合は、最初にサーバのマニュアルを参照してください。コンピュータのカバーを取り外します。

  2. 3.3 ボルトの PCI-X スロット (v1.0a 準拠) を見つけ、スロット カバーを取り外します。このアダプタでは、バス速度 66、100、133 MHz の PCI-X がサポートされています。また、必要であればアダプタを 3.3 ボルトの PCI (v2.2 準拠) スロットに設置することもできますが、パフォーマンスは低下する場合があります。

  3. アダプタを PCI スロットにしっかりと差し込み、ブラケットを固定します。

  4. コンピュータのカバーを取り付けます。電源コードをコンセントに挿入します。

ネットワーク ケーブルの挿入

  1. 光ファイバ コネクタのカバーをはずして保管します。

  2. ネットワーク コネクタを接続します。ほとんどのコネクタは、正しい方向に接続できるように印がついています。TX が上、RX が下になるようにします。

    インテル® PRO/10GbE LR サーバ アダプタ:
    レーザー波長:1310 ナノメーター (不可視)。
    使用するケーブルのタイプ:シングル モード光ケーブル。コアの直径 9.0µm
    コネクタ タイプ:LC。
    最大ケーブル長:10 km。

    インテル® PRO/10GbE SR サーバ アダプタ:
    レーザー波長:850 ナノメーター (不可視)。
    使用するケーブルのタイプ:マルチモード光ケーブル。コアの直径 62.5µm、または 50µm。
    コネクタ タイプ:LC。 
    最大ケーブル長:300 m。

    長さの制限を含め、光ファイバの仕様にケーブルが準拠する場合は、SC から LC 等のほかのタイプのコネクタに変換ケーブルを使用することができます。
     

  3. ケーブルの反対側を、互換性のあるリンク パートナーにつなぎます。

  4. コンピュータを起動し、自分のオペレーティング システムにあった、ドライバ インストール手順に従います。

インテル® PRO/10GbE 銅ケーブル サーバ アダプタ

アダプタのインストール

: アダプタは、リムーバブル コネクタ モジュールが装着されて出荷されます。このモジュールは、コンピュータにアダプタを取り付ける前に取り外さなければなりません。コネクタ モジュールを削除するには、アダプタ モジュール上の留め金を押し下げて、注意深くその台から引き離します。モジュールはしっかりと固定されていることがありますが、力を入れる必要なく外れます。
  1. アダプタからコネクタ モジュールを取り外します。

  2. コンピュータの電源を切り、電源コードをコンセントから抜きます。「ホット プラグ」インストールを行なう場合は、最初にサーバのマニュアルを参照してください。コンピュータのカバーを取り外します。

  3. 3.3 ボルトの PCI-X スロット (v1.0a 準拠) を見つけ、スロット カバーを取り外します。このアダプタでは、バス速度 66、100、133 MHz の PCI-X がサポートされています。また、必要であればアダプタを 3.3 ボルトの PCI (v2.2 準拠) スロットに設置することもできますが、パフォーマンスは低下する場合があります。

  4. アダプタを PCI スロットにしっかりと差し込み、ブラケットを固定します。

  5. アダプタのコネクタ モジュールをコンピュータのシャーシの背面にある開口部およびアダプタの台に再度挿入します。留め金がカチッというと、モジュールが正しく固定されています。

  6. コンピュータのカバーを取り付けます。電源コードをコンセントに挿入します。

ネットワーク ケーブルの挿入

  1. ネットワーク コネクタを取り付けます。

    物理的なケーブルは、IEEE Std 802.3ak、Clause 54 の仕様に合っていなければなりません。必要なケーブルのコネクタは、IEC 61076-3-113 で定義されている MDI ラッチタイプのソケットです。
     

  2. ケーブルの反対側を、互換性のあるリンク パートナーにつなぎます。

  3. コンピュータを起動し、自分のオペレーティング システムにあった、ドライバ インストール手順に従います。


ドライバおよびインテル(R) PROSet ソフトウェアのインストール

Microsoft* Windows* オペレーティング システム

  • ドライバをインストールするには、オペレーティング システムに対する管理者権限が必要です。
  • サポートされているオペレーティング システムについては、インテル PRO/10GbE アダプタ ガイドの「システム要件」のページを参照してください。

Windows を起動すると、アダプタが新しいハードウェアとして検出されます。次の手順に従って、適切なドライバをインストールします。

  1. アダプタが検出され、Windows によって Windows 常駐ドライバがインストールされるか、新しいハードウェアの検出ウィザードが起動します。

  2. ウィザードが起動した場合は、画面の指示に従って、このパッケージに付属の CD からドライバをインストールします。

  3. Windows 常駐ドライバがインストールされた場合 (ウィザードが表示されない場合) は、インテル CD を挿入し、[ インテル PRO Network Connections] のオートラン ウィンドウが表示されたら [ドライバのインストール] ボタンをクリックして、ドライバを更新します。


Linux

このドライバのバイナリ RPM* パッケージを作成するには、「rpmbuild -tb <filename.tar.gz>」を実行します。<filename.tar.gz> の部分は、ドライバのファイル名に置き換えます。

ビルドが正しく機能するためには、現在実行中のカーネルが、インストールされたカーネル ソースのバージョンや設定と一致することが必要です。カーネルを再コンパイルしたばかりの場合は、システムを再起動してください。

RPM 機能は Red Hat でのみテストされています。

  1. 任意のディレクトリにベース ドライバの tar ファイルを移動します。たとえば、「/home/username/ixgb」または「/usr/local/src/ixgb」ディレクトリを使用します。
     

  2. 次のコマンドを使用して、アーカイヴを解凍します。<x.x.x> の部分にはドライブの tar ファイルのバージョン番号を入れます。

    tar zxf ixgb-<x.x.x>.tar.gz

  3. 次のコマンドを使用して、ドライバの src ディレクトリに移動します。<x.x.x> の部分にはドライブの tar ファイルのバージョン番号を入れます。

    cd ixgb-<x.x.x>/src/

  4. ドライバ モジュールをコンパイルします。

    make install

    バイナリは次のようにインストールされます。

    /lib/modules/[カーネル バージョン]/kernel/drivers/net/ixgb.o

    上に示したのは、デフォルトのインストール場所です。使用している Linux によっては、上のインストール場所が使用されない場合もあります。詳細については、ドライバの tar ファイルに含まれている ldistrib.txt ファイルを参照してください。

  5. モジュールをインストールします。

    insmod ixgb <パラメータ>=<値>

  6. 次のように入力して、インターフェイスに IP アドレスを割り当てます。<x> の部分にはインターフェイス番号を入れます。

    ifconfig eth<x> <IP アドレス>

  7. インターフェイスが機能することを確認します。次のように入力します。<IP アドレス> の部分には、テストするインターフェイスと同じサブネットにある、別のコンピュータの IP アドレスを入れます。

    ping <IP アドレス>


FreeBSD

構築とインストール

このドライバは、FreeBSD カーネル、バージョン 4.8 以降で使用するように作られています。

ドライバ モジュールをコンパイルするには、カーネル ソースがインストールされていることが必要です。

以下の手順で、x.x.x はドライバのバージョンを示します。ドライバのバージョンは tar ファイルの名前で確認できます。

  1. 任意のディレクトリにベース ドライバの tar ファイルを移動します。たとえば、/home/username/ixgb または /usr/local/src/ixgb を使用します。
     

  2. アーカイブを解凍します。

    tar xfz ixgb-x.x.x.tar.gz

    これによって、ixgb-x.x.x ディレクトリが作成されます。
     

  3. man ページをインストールします。
    cd ixgb-x.x.x
    gzip -c ixgb.4 > /usr/share/man/man4/ixgb.4.gz

  4. ドライバを実行中のシステムにロードするには、次の手順に従います。

    cd ixgb-x.x.x
    make

    または

      cd ixgb-x.x.x/src
      make load
     

  5. インターフェイスの IP アドレスを割り当てるには、次のように入力します。
    ifconfig ixgb<インターフェイス番号><IP アドレス>

  6. インターフェイスが機能することを確認します。次のように入力します。<IP アドレス> の部分には、テストするインターフェイスと同じサブネットにある、別のコンピュータの IP アドレスを入れます。
      ping <IP アドレス>

  7. システムの起動時にドライバを自動的にロードするには、次のように入力します。

  8. cd ixgb-x.x.x/src
    make load
    cp if_ixgb.ko /modules

    Edit /boot/loader.conf。その後、次のラインを追加します。

    if_ixgb_load="YES"

    または

    ドライバをカーネルにコンパイルします (手順 8 参照)。


    /etc/rc.conf を編集して、適切な ifconfig_ixgb<インターフェイス番号>
    エントリを作成します。

    ifconfig_ixgb<インターフェイス番号>="<ifconfig_settings>"

    使用例:

    ifconfig_ixgb0="inet 192.168.10.1 netmask 255.255.255.0"

    注:詳細については、ifconfig man ページを参照してください。
     

  9. ドライバをカーネルにコンパイルするには、次のように入力します。

    cd ixgb-x.x.x/src
    mkdir /usr/src/sys/dev/ixgb
    cp if_ixgb* /usr/src/sys/dev/ixgb
    cp ixgb* /usr/src/sys/dev/ixgb
    cp Makefile.kernel /usr/src/sys/modules/ixgb/Makefile

    /usr/src/sys/conf/files.i386 ファイルを編集して、次のラインを追加します。

    dev/ixgb/ixgb_hw.c optional ixgb
    dev/ixgb/ixgb_ee.c optional ixgb
    dev/ixgb/if_ixgb.c optional ixgb


    /usr/src/sys/conf/files.i386 ファイルに次のラインがある場合は、
    削除します。

    /dev/ixgb/if_ixgb_fx_hw.c optional ixgb
    /dev/ixgb/if_ixgb_phy.c optional ixgb

    /usr/src/sys/i386/conf にあるカーネル設定ファイル (GENERIC または MYKERNEL など)
    を編集し、次のラインがあることを確認します。

    device ixgb

    カーネルをコンパイルしてインストールします。カーネルの更新を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

カーネルのコンパイルの詳細については、FreeBSD オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。

詳細情報

詳細については、インテル CD に収録されているユーザ ガイドか、インテルのサポート Web サイトhttp://www.intel.co.jp/jp/intel/nav/support.htmを参照してください。


*著作権に関する情報

最終変更日 9/07/06 10:39a 改訂番号 5