目次に戻るトラブルシューティング: インテル PROSet/Wireless 2915ABG ネットワーク コネクション ユーザ ガイド
インテル ワイヤレス トラブルシュータ

インテル ワイヤレス トラブルシュータはワイヤレス ネットワークの接続の問題を解決するお手伝いをするアプリケーションです。 接続に関する問題が検出されると、バルーン ヒントがデスクトップ画面右下に表示されます。 バルーン ヒントをクリックすると、発生した接続の問題を解決するための推奨手順が診断メッセージに表示されます。 たとえば、パスワードが不正なために接続の問題が起きた場合は、表示されたハイパーリンクをクリックすると、[プロファイル ウィザード] が起動されます。 このページからワイヤレス イベント ビューア を起動して、アラート通知の有効/無効を切り替えることもできます。 インテル ワイヤレス トラブルシュータは、Windows XP と Windows 2000 に対応しています。
インテル ワイヤレス トラブルシュータの説明
インテル ワイヤレス トラブルシュータは 2 つのウィンドウ枠から構成されます。 左側には、マウスの左のボタンを使用して開始できる使用可能なツールの一覧が表示されます。 右側には、現在の接続に関する問題がセクション内に表示されます。 それぞれのセクションには、 エラー メッセージとヒントのテキストの 2 つの部分があります。 エラーメッセージとタイムスタンプの前にはアイコンが表示されます。 ヒントのテキストには、使用可能なユーティリティの説明と関連した接続の問題を解決する方法が記述されています。 ヘルプ テキストのリンクをクリックすると、ポップアップ ウィンドウにヘルプ テキストが表示されます。 関連する問題の解決リンクをクリックすると、接続問題を解決するためのプログラムが起動されます。 ワイヤレス イベント ビューアを起動するか、最後のウィンドウ枠から、有効/無効を切り替えることができます。
ファイル |
終了:インテル ワイヤレス トラブルシュータを終了します。 |
ヘルプ |
インテル(R) ワイヤレス トラブルシュータ ヘルプ:インテル ワイヤレス トラブルシュータのオンライン ヘルプを表示します。
バージョン情報:インテル ワイヤレス トラブルシュータのバージョン情報を表示します。 |
ワイヤレス イベント ビューア |
ワイヤレス イベント ビューアを起動します。 |
通知を無効にする |
アラートの通知を無効にするにはクリックします。 |
通知を表示する |
エラーが検出された場合にアラート通知が表示されるようにするにはクリックします。 |
使用可能なヘルプ |
日時エラー メッセージ
|
ワイヤレス イベント ビューア

ワイヤレス イベント ビューア プログラムは、エラー ログの記録の一覧を表示します。 すべての有効なログ記録をカスタマ サポートに送信するためにバイナリ形式で保存できます。 さらに、ネットワーク接続が使用可能な場合、バイナリ形式のログ ファイルを電子メール アドレス(デフォルト電子メール アドレスで事前設定)に送信できます。 ワイヤレス イベント ビューアは、Windows XP および Windows 2000 に対応しています。ワイヤレス イベント ビューアを起動するには、[スタート] > [プログラム] > [Intel PROset Wireless] > [Intel PROset Wireless] > [ツール]> [インテル ワイヤレス トラブルシュータ] > [ワイヤレス イベント ビューア] の順にクリックします。
名前 |
説明 |
ファイル |
プリファレンス: [プリファレンス] メニュー アイテムを選択してログ ファイルの名前を変更します。 クリックして [プリファレンス] ダイアログを表示します。
[参照] ボタン:完全修飾ファイル名を指定します。
[OK] ボタン:ダイアログを閉じて新しい変更を適用します。
[キャンセル] ボタン:変更を適用せずにダイアログを閉じます。
終了:インテル ワイヤレス トラブルシュータを終了します。 |
レベル |
接続の問題の重大度がアイコンで示されます。 重大度レベルは次のとおりです。 |
説明 |
接続の問題の簡潔な説明。 |
日付と時刻 |
検出された接続の問題の日時。 このフィールドは昇順または降順でソートできます。 表示されたイベントをソートするには、列のヘッダをクリックします。 |
名前を付けて保存 |
有効なログを事前に定義されたファイル名に保存します。 ログ内のすべての情報が事前に定義されたファイル名に保存されます。 デフォルトのファイル名は次のとおりです。 製品名_年月日_HH_MM_SS.バイナリ ファイル拡張子
デフォルトのファイル名の形式は別の名前に変更できます。 |
クリア |
ワイヤレス イベント ビューア内の情報を削除します。 |
ヘルプ |
このダイアログに関するヘルプが表示されます。 |
エラーを解決する
インテル ワイヤレス トラブルシュータが検出したネットワーク接続に関する問題を解決するには、次に推奨する手順に従ってください。
無効なユーザ クリデンシャルによる認証エラーの場合
無効なユーザ名による認証エラーの場合
無効なユーザ パスワードによる認証エラーの場合
無効なサーバ証明書による認証エラーの場合
無効なサーバ クリデンシャルによる認証エラーの場合
無効なサーバ ID による認証エラーの場合
無効なユーザ証明書による認証エラーの場合
証明書取得用のPINが不正な場合
AAA サーバが利用できないために認証が失敗した場合
ワイヤレス アダプタが有効な IP アドレスの取得に失敗した場合
タイマーの有効期限が切れたために認証に失敗した場合
スマート カードが予期せずに取り外された場合
アクセス ポイントから切断された場合
GSM アダプタが予期せずに取り外されたためにエラーが生じた場合
AAA サーバが EAP 方法を拒否した場合
管理者プロファイルが認証エラーとなった場合
管理者プロファイルが DHCP サーバから IP アドレスを取得できなかった場合
無効なユーザ クリデンシャルによる認証エラーの場合 - クリデンシャルを再入力する。
この認証エラーは、TTLS または PEAP プロファイルで無効なユーザ クリデンシャルを入力した場合に起きます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
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プロファイル リストから TTLS または PEAP プロファイルを選択します。
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[プロパティ] をクリックします。
-
[次へ] をクリックします。
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802.1x 認証タイプに [TTLS] または [PEAP] を選択します。
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[ユーザ クリデンシャル] で [次を使用する] オプションを選択します。
-
ユーザ名、ドメイン、パスワード情報を確認します。
-
[OK] をクリックして設定を保存します。
無効なユーザ名による認証エラーの場合 - ユーザ名を再入力する
この認証エラーは、TTLS、PEAP、または LEAP プロファイルで無効なユーザ名を入力した場合に起きます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
-
プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
-
[プロパティ] をクリックします。
-
[次へ] をクリックします。
-
適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
-
TTLS および PEAP プロファイルの場合: [ユーザ クリデンシャル] で [次を使用する] オプションを選択します。
-
LEAP プロファイルの場合: [次のユーザ名とパスワードを使用する] オプションを選択して、ユーザ名情報を確認します。 [Windows のログオン ユーザ名とパスワードを使用する] または [ユーザ名とパスワードの入力を求める] が選択されている場合、ワイヤレス ネットワークに接続する際に正しいユーザ クリデンシャルが使用されていることを確認してください。
-
EAP-SIM 認証タイプの場合: [ユーザ名(ID)を指定する] のもとで正しいユーザ名が指定されていることを確認してください。
-
[OK] をクリックして設定を保存します。
無効なユーザ パスワードによる認証エラーの場合 - パスワードを再入力する
この認証エラーは、TTLS、PEAP、または LEAPプロファイルで無効なユーザ パスワードを入力した場合に起きます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
-
プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
-
[プロパティ] をクリックします。
-
[次へ] をクリックします。
-
適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
-
TTLS および PEAP プロファイルの場合: [ユーザ クリデンシャル] で [次を使用する] オプションを選択します。
-
LEAP プロファイルの場合: [次のユーザ名とパスワードを使用する] オプションを選択して、パスワード情報を確認します。 [Windows のログオン ユーザ名とパスワードを使用する] または [ユーザ名とパスワードを確認する] が選択されている場合、ワイヤレス ネットワークに接続する際に正しいパスワードが使用されていることを確認してください。
-
[OK] をクリックして設定を保存します。
無効なサーバ証明書による認証エラーの場合 - 別の証明書を選択する
この認証エラーは、TLS、TTLS、または PEAPプロファイルで無効なサーバ証明書を使用した場合に起きます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
-
プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
-
[プロパティ] をクリックします。
-
[次へ] をクリックします。
-
適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
証明書に関する注意事項:指定した ID は証明書の [発行先] フィールドと一致し、認証システムで使用される認証サーバ(RADIUS サーバなど)に登録されていることが必要です。 証明書は、認証サーバに対して「有効」であることが必要です。 このための必要要件は認証サーバによって異なり、一般的に、証明書の発行者が証明機関として認証サーバに認識されていることが必要になります。 ログイン時には、証明書のインストール時と同じユーザ名を使用します。
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[閉じる] をクリックします。
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[OK] をクリックして設定を保存します。
無効なサーバ クリデンシャルによる認証エラーの場合 - サーバ クリデンシャルを再入力する
この認証エラーは、TTLS、PEAP、または LEAP プロファイルで無効なサーバ (ドメイン) クリデンシャルを入力した場合に起きます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
-
プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
-
[プロパティ] をクリックします。
-
[次へ] をクリックします。
-
適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
-
TTLS および PEAP プロファイルの場合: [ユーザ クリデンシャル] で [次を使用する] オプションを選択します。
-
LEAP プロファイルの場合: [次のユーザ名とパスワードを使用する] オプションを選択して、ドメイン情報を確認します。 [Windows のログオン ユーザ名とパスワードを使用する] または [ユーザ名とパスワードを確認する] が選択されている場合、ワイヤレス ネットワークに接続する際に正しいドメインが使用されていることを確認してください。
-
[OK] をクリックして設定を保存します。
無効なサーバ ID による認証エラーの場合 - サーバ名を再入力する
この認証エラーは、TTLS または PEAP プロファイルで無効なサーバ ID 情報を入力した場合に起きます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
-
プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
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[プロパティ] をクリックします。
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[次へ] をクリックします。
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適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
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TTLS および PEAP プロファイルの場合: ローミング ID サーバ名が正しいことを確認します。
-
[OK] をクリックして設定を保存します。
無効なユーザ証明書による認証エラーの場合 - ユーザ クリデンシャルを再入力する
この認証エラーは、TLS、TTLS、または PEAP プロファイルで無効なユーザ証明書を使用した場合に起きます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
-
プロファイル リストから適切なプロファイルを選択します。
-
[プロパティ] をクリックします。
-
[次へ] をクリックします。
-
適切な 802.1x の認証タイプを選択します。
証明書に関する注意事項:指定した ID は証明書の [発行先] フィールドと一致し、認証システムで使用される認証サーバ(RADIUS サーバなど)に登録されていることが必要です。 証明書は、認証サーバに対して「有効」であることが必要です。 このための必要要件は認証サーバによって異なり、一般的に、証明書の発行者が証明機関として認証サーバに認識されていることが必要になります。 ログイン時には、証明書のインストール時と同じユーザ名を使用します。
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[閉じる] をクリックします。
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[OK] をクリックして設定を保存します。
証明書取得用のPINが不正な場合 - PIN を再入力する
推奨する操作:
不正な PIN のために証明書の取得に失敗しました。 正しい PIN を再入力してください。
AAA サーバが利用できないために認証が失敗した場合
ワイヤレス アダプタがアクセス ポイントに関連付けられているのに、認証サーバからの反応のせいで 802.1x 認証が完了できません。
推奨する操作:
プロファイルを選択してから [接続] をクリックし、ネットワークと関連付けてサーバとの認証を試みます。
ワイヤレス アダプタが有効な IP アドレスの取得に失敗した場合
このエラーは、ネットワークとの認証エラー、不正な暗号化キー、または DHCP サーバの故障により起こります。 暗号化キーを再度入力してください。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
-
[プロパティ] をクリックします。
-
[次へ] をクリックします。
-
暗号化キーを入力します。
-
[OK] ボタンをクリックして、プロファイルのセキュリティ設定を保存します。
タイマーの有効期限が切れたために認証に失敗した場合
モバイル ステーションが非認識のアクセス ポイントに対して認証中にタイマーの有効期限が切れたために、認証に失敗しました。 RADIUS サーバに問題があるために、非認識のアクセス ポイントがタイムアウトしました。
推奨する操作:
-
このような非認識のアクセス ポイントにワイヤレス アダプタが接続しようとするのを避けるには、この非認識アクセス ポイントを 除外アクセス ポイント リストに追加してみてください。
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プロファイルを選択してから [接続] ボタンをクリックし、ネットワークと関連付けてサーバとの認証を試みます。
スマート カードが予期せずに取り外された場合
このエラーは、スマート カードが予期せずに取り外された場合に起こります。
推奨する操作:
-
スマート カードを挿入します。
-
802.1x EAP-SIM 認証プロファイルを選択して、[接続] をクリックし、ネットワークへの関連付けを試みます。
アクセス ポイントから切断された場合
ワイヤレス アダプタがネットワーク アクセス ポイントから切断された際に、次のエラー メッセージが表示されます。
関連付けができないのでアクセス ポイントから切断します。
認証ができないのでアクセス ポイントから切断します。
TKIP Michael Integrity Check エラーによりアクセス ポイントから切断します。
Class 2 フレーム非認証エラーによりアクセス ポイントから切断します。
Class 3 フレーム非認証エラーによりアクセス ポイントから切断します。
再関連付けのエラーによりアクセス ポイントから切断します。
情報要素エラーによりアクセス ポイントから切断します。
EAPOL-キー プロトコル四方向ハンドシェイクのエラーによりアクセス ポイントから切断します。
802.1x の認証エラーによりアクセス ポイントから切断します。
推奨する操作:
再接続するには、アクセス ポイントを[除外リスト] から削除するか、または手動で接続(インテル PROSet/Wireless のメイン ウィンドウからプロファイルを選択後、[接続] をクリック)します。
GSM アダプタが予期せずに取り外されたためにエラーが生じた場合
このエラーは、GSM アダプタが完全に差し込まれていない場合や予期せずにモバイル ステーションから取り外された場合に生じます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
- GSM アダプタを再度挿入します。
- 画面の右下にあるインテル PROSet/Wireless アイコンをダブルクリックします。
- プロファイル リストの中から、関連付けられた、または前回使用したプロファイルを選択します。
- [接続] をクリックします。 これでプロファイルが再び適用されます。 インテル PROSet/Wireless は、ワイヤレス ネットワークに接続を試みます。
AAA サーバが EAP 方法を拒否した場合
このエラーは、AAA サーバが設定された認証タイプを受け入れない場合に生じます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
- 画面の右下にあるタスク トレイ アイコンをダブルクリックして、インテル PROSet/Wireless を開きます。
- プロファイル リストの中から、関連付けられた、または前回使用したプロファイルを選択します。
- [プロパティ] をクリックします。 [ワイヤレス プロファイルのプロパティ - 一般設定]ページが開きます。 .
- [次へ] をクリックします。 [ワイヤレス プロファイルのプロパティ - セキュリティ設定]ページが開きます。
- [ 802.1x 認証を有効にする] がチェックされていることを確認します。
- 正しい認証タイプが選択されていることを確認してください。
-
[次へ] をクリックして、[ワイヤレス プロファイルのプロパティ - セキュリティ設定] ページの手順 2 に進みます。
- 必要情報を入力します。
- [OK] をクリックします。 これでプロファイルが再び適用されます。 インテル(R) PROSet/Wireless は、ワイヤレス ネットワークに接続を試みます。
管理者プロファイルが認証エラーとなった場合
このエラーは、プロファイルのクリデンシャルがアクセス ポイントや AAA サーバなどの認証システムにより受け入れられなかった場合に生じます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
- 画面の右下にあるインテル PROSet/Wireless アイコンをダブルクリックします。
- [ツール] メニューから、[管理ツール] を選択します。
- プロファイル リストから適切な管理者プロファイルを選択します。
- [プロパティ] をクリックします。 [ワイヤレス プロファイルのプロパティ - 一般設定]ページが表示されます。
- [次へ] をクリックします。 [ワイヤレス プロファイルのプロパティ - セキュリティ設定]ページが開きます。
- WEP キーや証明書などのクリデンシャルを編集します。
- [OK] をクリックします。 これでプロファイルが再び適用されます。 インテル(R) PROSet/Wireless は、ワイヤレス ネットワークに接続を試みます。
管理者プロファイルが DHCP サーバから IP アドレスを取得できなかった場合
このエラーの原因としては、ネットワークとの認証エラー、不正な暗号化キー、または DHCP サーバの故障が考えられます。
このエラーを解決するには次の手順に従ってください。
- 画面の右下にあるインテル PROSet/Wireless アイコンをダブルクリックします。
- [ツール] メニューから、[管理ツール] をクリックします。
- プロファイル リストから適切な管理者プロファイルを選択します。
- [プロパティ] をクリックします。 [ワイヤレス プロファイルのプロパティ - 一般設定]ページが開きます。
- [次へ] をクリックします。 [ワイヤレス プロファイルのプロパティ - セキュリティ設定]ページが開きます。
- WEP キーや証明書などのクリデンシャルを編集します。
- [OK] をクリックします。 これでプロファイルが再び適用されます。 インテル(R) PROSet/Wireless は、ワイヤレス ネットワークに接続を試みます。
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